近年急速な医学進歩に伴って、がんの治愈率が向上しています。早期発見 ができれば、早期手術によって著しい治療効果があり、抗がん剤にしろ、血液癌や悪性リン パ腫などのがんにたいして、手術と匹敵ほど治療効果が上がられています。国立癌センタ−のまとめた資料を見てみると、 初回入院患者の部位別がんのうち、ほとんどのケ−スで「5年生存率」が上昇しています。とくに、乳がんや胃がんの場合は、7〜8割りの患者が治療後5年間の生存を果たして いるのは、日本の医療水準の高さをうかがわせるところです。
近年、植物の抗がん成分を利用してがん治療薬の研究と開発が盛んに行われています。米国の食品薬物管理局(FDA)も植物来源の抗がん薬物の開発を重視し、「植物薬品製造ガイド」を公開しています。 現在抗がん剤の原料として用いられる植物は、主にキョウチクトウ(夾竹桃)、イチイ(紫杉醇)、チョウセンアサガオ(曼侘羅)、喜樹アルカオイドなど十何種類があります。その中に、イチイの木から抽出された抗がん成分で作った薬は1992年にすでにアメリカのFDAから許可されています。 化学成分合成の抗がん剤は造血器腫瘍(白血病、リンパ腫)に効果が上げられていますが、最も人間に脅かす固体がん(肺がん、肝臓丸、前列腺がん、膵臓がん、脳腫瘍、卵巣がんなど)に対し、どの国においても確実な効果がまだ見られていません。
医療界に注目されている安保免疫理論と上野式代替医療 【対談】 安保 徹&上野 紘郁
がん・慢性の難病・アレルギ−も怖くない 生き方を変え、免疫力を高める生活で、難病を治る。